日頃からブラシの状態をチェックしながらご愛用いただけると幸いです。具体的なお手入れ方法は以下をご参照ください。
メイクブラシのお手入れについて
直射日光や湿気を避け、圧による毛先の変形などに気をつけて保管してください。
使用後、汚れたままのブラシを長期間放置すると、ブラシのいたみが早まります。
- パウダーを使用するブラシは、その都度ブラシの毛先に残った粉を軽く指で払い落とすようにします。
リップブラシ等は、毛流れに沿ってやさしくティッシュやコットンでリキッドカラーを拭いとり、穂先を整えてから収納することを習慣づけますと、特別なお手入れ(洗浄)はほぼ不要です。 - 汚れが目立ってきたブラシは、平らなところに広げたティッシュやコットンの上で、やさしく毛先で線を描くように汚れを拭い取ってください。
毛に絡まっていた汚れがある程度落ち、パウダーカラー等の発色が戻ってきます。
また、毛流れに沿ってコームでやさしく毛先をとかすのも効果的です。
(根元からとかすと毛切れを起こしますのでご注意ください) - ブラシの使用感に変化を感じたときは、『 T A U H A U S ブラシクリーナー 』での洗浄をおすすめします。
あるいは、普段お使いのシャンプーをぬるま湯で薄め、ブラシの軸を濡らさないよう気をつけながら、ぬるま湯の中でゆすぎ洗いしてください。
毛流れに逆らう向きに力を加えないことがブラシをいためない為のポイントです。 - 洗浄後、十分にすすぎ終えましたら、タオル等の上でブラシの水気をやさしく押し出し、金具の中に水分が溜まらないように留意して陰干ししてください。最後に手の中でやさしく穂先の形を成形できれば、なお結構です。
このような適度なメンテナンスでブラシの使用感はかなりよみがえります。
なお、洗浄力の強いクレンジング剤、他社製のブラシクリーナー等を用いたブラシ洗浄は、洗浄剤がブラシの金具内部の接着剤まで溶かし、穂先を崩してしまう(大量の毛抜け)事例もあるようです。トラブル後のブラシの現状回復は難しいため、ブラシ洗浄剤のご使用は、事前に洗浄剤販売元へ用途をご確認いただいた上でご使用ください。
洗顔ブラシご使用上の注意
洗顔ブラシはメイクブラシと異なり、長時間水分を含んだ状態が続く為、ブラシの消耗が早まります。
直接お肌に触れるものですので、洗顔ブラシをご使用の場合は、 使用頻度・お肌の状態などの様子をみながら、下記の点にご注意の上ご使用ください。
お肌のトラブルについて
お肌が弱い、敏感肌などの方は、洗顔ブラシを朝晩・毎日使用するとお肌の乾燥し過ぎなどによるトラブルを引き起こすことがあります。
お肌の状態が思わしくないときは、夜だけの使用にする、2~3日おきの使用にするなど、間隔をあけてご使用ください。
洗顔ブラシの腐食について
洗顔ブラシをご使用後、石鹸などの洗顔料をよく洗い落とさないと、カビが繁殖したり腐ったりすることがあります。
また、次に使用するまでの間に洗顔ブラシが濡れたままの状態で乾燥が不十分な場合に、カビが繁殖したり腐ったりすることがあります。(極端な「毛抜け」の原因の大半の理由がこのような取り扱いの理由によるものです)
洗顔ブラシのお取り扱い方法は、説明書、もしくは当ホームページ上の『洗顔ブラシのお手入れ方法』にあります取り扱い方法をご覧いただき、ご使用後は、洗顔ブラシの毛の中側までよく乾燥させてください。(毛先を下にし、軸の中に水分がたまらないようにお取り扱いください)
洗顔ブラシの毛抜けについて
洗顔ブラシを泡立てる際、もしくは顔全体をブラシで撫でて洗顔する際にブラシの中で毛がもつれた状態になり、ブラシの毛が折れて切れたり、抜けたりすることがあります。
また、上記カビの繁殖などによってもブラシが腐り、毛が切れたりすることがあります。
洗顔ブラシを使用する際、特に泡立てたり、肌の上で円を描くように使用する際には思いのほか力を加えてしまいがちです。洗顔ブラシはできるだけ毛流れに沿わせて優しくお取り扱いください。
当社メイクブラシ及び洗顔ブラシの毛丈は、ブラシの金具より先に出ている部分と金具の内部で毛をまとめている部分とを併せて全長となります。(洗顔ブラシですと、表に出ている部分40mm/金具内15~20mm/毛丈全長55~60mm)
抜けたと思われる毛を見ていただき、30~40mmの場合は、毛抜けではなく毛切れであると思われます。
稀なケースですが、洗浄力の強いクレンジング剤、他社製のブラシクリーナー等が、ブラシの金具内部の接着剤を溶かし、穂先を崩していくケースもあるようです。ご不明な点はお使いのクレンジング剤販売元へご確認ください。
洗顔ブラシの耐久期間について
通常のメイクブラシと異なり、洗顔ブラシは水気を含んでいる期間が長いため、購入時と同じ感触でご使用いただけるのは3ヶ月から半年程度です。
ナイロン素材と異なり、当社洗顔ブラシは天然毛を材料に用いているため、使用していくうちにブラシの毛にボリュームがなくなったり、毛先が自然磨耗することによってチクチクとした感触になるなどの症状が出てきます。
使用感に変化を感じた場合は、お肌への影響を考慮し、買い替えをお薦めいたします。
洗顔ブラシの臭いについて
洗顔ブラシは水に浸けて使用することから、通常のメイクブラシよりも独特の動物臭を強く感じることがあります。臭いをなくすための処理を施すことでブラシの質が落ちてしまうため、肌に触れるというブラシの目的を最優先にすると若干の臭いは避けて通れないものです。ただ、しばらくご使用いただくことで臭いは薄れていき、気にならない程度まで和らいでいくものと思われます。
メイクブラシ原毛の匂いについて
TAUHAUSのメイクブラシは、基本的に動物の原毛を使用していますが、肌が直接触れる道具ですので、肌にも穂先にも負担のかかる強い漂白は避けています。そのため、若干天然毛特有の匂いを感じてしまう場合があります。
特に、水分を含ませて使用する洗顔ブラシは匂いを感じやすい傾向にあります。
ただ、ご使用いただくうちに匂いは落ち着き、ほとんどの方は気になさらなくなるようです。 同様の理由で、染料がブラシの穂先に残っており、色移りを起こす場合があります。
こちらも、穂先のすすぎ洗いをお手元で施していただくことによって、その後問題なくご使用できます。
ブラシの毛先がなんだかチクチクする?
TAUHAUS のメイクブラシは、原毛の毛先をカットしない伝統技術にて丁寧に手作りしていますので、大量生産品のように毛先がチクチクするようなケースは稀です。
ただし、力の入れ具合や毛先が肌に当たる角度の関係、選ばれたブラシシリーズによっては違和感を感じられることもあるかと思います。
もし、体質上合わないと感じられた場合には、無理にご使用を継続なさらないよう、ご判断お願いいたします。
また、メイクブラシ自体は消耗品ですので、ご使用いただくことで毛先が摩耗し、肌に負担をかけることがあります。
使用感が気になり始めたらお買い換えをおすすめいたします。
(洗顔ブラシのご使用目安は3カ月~半年、メイクブラシのご使用目安は3年~5年です)毛が抜けてきた・・・
メイクブラシ作り工程の第一段階では、原毛の整毛作業を行います。
ここでは綿毛や擦れ毛、逆毛など、ブラシの毛先として適さない毛を取り除き、その後、穂先作りや柄(ハンドル軸)との接着、洗いなど数多くの工程を経てメイクブラシは完成していきますが、この第一段階の整毛作業で取り除ききれなかった毛が、完成後に何本か表出してくる可能性があります。
この場合は、ご使用とともに毛落ちは軽減されていきますので、何卒ご了承ください。
お客様のもとで毛抜け・毛切れに気付かれたケースのうちの大半は、「水に濡らした後の乾燥不足(特に洗顔ブラシ)」「必要以上にブラシに力を加えていた」「自己流の洗浄方法がブラシに負担をかけた」等の要因によりトラブルが引き起こされていました。
硬いチークカラーをデリケートな素材のブラシでこすり取る等、普段のお化粧方法とブラシセレクトのミスマッチも、無意識のうちに毛抜け・毛切れを起こす要因となってしまいます。獣毛を用いた熊野筆は大変繊細です。必要以上に力を加えないよう、また毛流れに逆らわないよう、常日頃からやさしくお取り扱いくださいますようお願いいたします。お選びいただいたブラシが長くご愛用いただけますよう、ご不明な点はご購入前にもどうぞご遠慮なくお尋ねください。